ローズ
バラ。華やかで気品ある甘さを持つ、フローラル香水の中心的存在。ブルガリアやモロッコ産のダマスクローズが特に高品質とされる。
ローズについて
ローズは「香りの王様」と称される香水史上最も重要な花香料で、香水用にはダマスクローズやキャベジローズなど特定の品種が用いられる。ブルガリアのバラの谷やトルコで水蒸気蒸留によって得られる「ローズオットー」、モロッコやフランス・グラースで溶剤抽出によって得られる「ローズアブソリュート」の二種類の製法があり、それぞれ異なる質感の香りが得られる。1輪あたりの精油含有量が極めて少ないため、1グラムの精油を得るのに数千枚の花びらを要する超高級素材である。香りは単純な甘さだけでなく、フルーティーさ・スパイシーさ・グリーン感・ハチミツ様の深みまで幾重にも重なった複雑な構成を持ち、この多面性ゆえに他のどんな花香料とも自在に組み合わせられる「万能の花」として、あらゆる時代・ジャンルの香水で使われ続けている。